クラフトマンシップ
Embroidary
ネーム刺繍をしてくださるのはこの道60年の横振り刺繍の職人さん。
日本に現存する横振り刺繍ミシンはわずかと言われています。
18歳のときから師匠に付き、手取り足取り教えてもらえるわけでもないので見よう見まねで習得したという手刺繍。
送り歯のない特殊なミシンを使い、足元で線の太さを調整しながらフリーハンドで描いていきます。
1cm四方の漢字などはフリーハンドで1分で書いてしまうとか。
どんな生地でも慣れた手つきで描くように施される刺繍には、
美しさだけではなく長年の間に培われた繊細さや細やかさが感じられます。
生地に合わせた微妙な調整やさじ加減は、人にはできても機械にはできないもの。
どんな無理難題も快く引き受けてくださる藤田さんです。
そんな藤田さんも「もういつまでも続けられない」と嘆かれる現状。
大量生産・大量消費の時代でも
一つ一つ名前を入れてお洋服を大事に着る人がいらっしゃるからこそ必要とされる技術。
それをわたしたちは引き継いでいくべき伝統と考えています。
ひと針ひと針丁寧に。
藤田さんが施してくださった刺繍を
5人の手で、30の工程を経て丁寧にバックに仕上げていきます。
"裏側、生地端が見えないように"
というのもイーサンアンドコーのこだわりです。
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